コピー用紙のサイズや種類を解説

コピー用紙や封筒・写真などのサイズと用途に合わせた紙質の種類などについて

コピー機

種類についてのあれこれ

コピー用紙の種類は大きく分けて加工紙と非加工紙の2種類に分かれます。

非加工紙は広く一般的に使用出来るよう紙に特殊な加工を加えずパルプから生成しただけのいわゆる『普通』の紙全般を言います。

一方、加工紙とは写真などの光沢紙を始めドローイングを再現するマット紙など目的に合わせたコーディングを施した物を言います。

非加工紙 : 普通紙 上質紙 再生紙

概要

一般的な普通紙はPPC用紙とも呼ばれ安価で使い勝手が良く、日本で最も消費されている種類のコピー用紙です。

パルプを原料に作られていて特殊なコーディングは加えられていませんので、耐久性は無く、水や湿気には注意が必要です。

メリット

特別気を遣う必要もないので、コピー用紙としてインクジェットプリンターでもレーザープリンターでもどちらでも使用が可能です。

また印刷だけでなく、鉛筆、ボールペン、万年筆など身近なもので文字や絵を描くことができる為、あらゆるシーンで使われています。

デメリット

特別な加工が加えられていない為、水や湿気に弱く保管場所などに注意が必要です。

コピー用紙を一括購入するオフィスも少なくないでしょうが、湿気の多いところに保管していると、コピー機に入れて印刷をかけた際、紙詰まりが起きやすいなどのデメリットがあります。

また、インクジェットプリンターで画像を印刷する時は一箇所に多くのインクが付着する為にじみが酷く、破れの原因にもなります。

加工紙 : 光沢紙 マット紙

概要

紙に加工を加え耐久性や光沢を加えた物を加工紙(コーディング用紙)と呼び使い勝手の良さよりも印刷品質を重視して作られています。

一般的な書類よりも写真や絵の印刷に向いています。

メリット

非加工紙に比べて印刷品質がとても良く、加工の度合いによって写真などの画像を鮮明に再現する事ができます。

また、厚みと耐久性もありシワになりにくいのが特徴です。

デメリット

光沢紙や写真用紙などはレーザープリンターで使用できません。

その原因は紙の表面に貼られたフィルム状の加工物がプリンター機内の感熱ドラムの熱に焼き付き故障の原因となるからです。

また、印刷品質に比例して価格も高くなり、コスト面の圧迫が懸念されます。